ハロウィン・マジック



泉澄くんが事務所、
移る前なら会えたかも知れないのに............っ。



そう考えて、
淡い期待を持っちゃう私は。



ダメだな..................と思ったそのとき。



-----------ガチャ



と、扉が開いて入って来た人物が1人。




その人は..............................



──────私の良く知ってる人。



会いたくて、会いたくて、仕方なくて。



今でも、
ずっと〝好きな人〟香坂泉澄くんの姿。



「.........っ、えっ?」

「.........っ、は?嘘だろ」



お互い、名前は呼ばなかったものの。



そう発して、
驚いた表情をしながら見つめ合っていると。



「えーーっと、俺、外した方が良い雰囲気?」



そんな歩楽くんの声が聞こえて。


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