ハロウィン・マジック
「んー、見つけてくれるよ。絶対」
柚音ちゃんから出て来たのは、
まるで、確信しているかのような言葉。
「............っ、それは、ど、して?」
柚音ちゃんにそう尋ねると。
「だって、香坂先輩はさ、
島にいたとき、由奈にベタ惚れだったから」
確信している口調でそう言う柚音ちゃん。
「ぅ............、自信はない、けど頑張るね」
柚音ちゃんの言葉で、
少しだけ勇気を貰った私の言葉を聞くと。
「よしっ、準備しちゃお!」
柚音ちゃんは、
再び、〝ハロウィン・マジック〟に向けて。
──────メイクや服を準備してくれた。