ハロウィン・マジック
一緒に回りたいって思うのも当然.........だよね。
もし仮に私が、
泉澄くんと付き合っていたら。
一緒にいたい...............っ。
なんて、
欲張りなこと考えちゃうのは当然だもん。
「あっ、あのねっ、私っ、
じっ、実は行きたいところあって......っ、
その、別行動、でも良い.........かな?」
私は2人に気を遣ったわけでもなく、
素直に〝本心〟を口にした。
すると........................
「え.........っ、由奈?」
驚いたような柚音ちゃんの声と表情。
「っ、............お願い、します、」
私がそう90°でペコリと頭を下げると。
「わ、分かった、」
「おぉっ!ラッキー‼︎」
渋々納得したような、柚音ちゃんと。
嬉しそうな門倉くん。
全く違う、2つの顔があった。