私は誰にも恋しない
先生の弟の神山律君はクラスで一番の人気者。

悪い人ではないと思うが目つきのせいかどこか近寄りがたい。

(…というかすごく見られてるような)

先生と別れた後、私は神山君の視線が気になりつつも自分の席へと座る。

5限目は来月に行く修学旅行の説明と班決めだ。

担任の先生が修学旅行のしおりを見ながら
約束事や流れを説明する。
行き先は1泊2日で京都と奈良だ。
(京都と奈良は初めてだから楽しみではあるけど…クラスの子とそんなに話した事ないし不安だな)
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