私は誰にも恋しない
「…バカ。冗談だよ。それくらい分かれ。バーカ」
先生も一瞬顔が赤くなったように感じたが気のせいだろうか。
「じゃあ、先生。今日は私は帰りますから」
「おう、気をつけて帰れよ」
先生はそう言ってひらひらと手を振る。
私は一礼して保健室を出た。
私は保健室のドアにもたれため息をつく。
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