私は誰にも恋しない
俺がそう考えていると…律がため息をつく。

「はぁ…質問かえる。好きなのか、嫌いなのか」

…2択。嫌いではない。むしろ好きな方…でも教師と生徒だし。
ましてや俺と歳が6つ離れてる。

「…そうも難しいことかな?兄貴、世間体とか気にしないでさ、素直になればいいのに。あまりグズグズしてると俺もらっちゃうよ」

「…は⁈おい、ちょっと待て、律!」

律は俺の言葉を無視してホテルの中に入る。
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