ドロ甘な愛を稀血に溶かして
唇の弾力を確かめるように、何度も何度もキスを落とされ
「……っ、もうやめて」
息継ぎのタイミングで、なんとかお願いしたのに
「本当はやめてなんて思ってないくせに。美織ちゃんはほんとかわいい~。もっと俺をあおっていいからね」
頭を撫でられながら、ハートを飛ばされちゃった。
「そろそろ、ちゃんとわかってね?」
「ん?」
「照れる美織ちゃんが可愛すぎるから、もっともっとキスしたくなっちゃうんだからね」
甘さと刺激が、許容範囲を超える。
立ってなんかいられない。
キッチンの床に崩れちゃうくらい、私のハートは溶かされてしまい……