ドクターと甘くとろける恋をした
苦しさがなくなってきた
「ありがとうございました、とても助かりました」
そうお礼を言って立ち上がろうとした時──
クラッ
「まだ治ってきたばかりだから安静にしていてください、俺は呼吸器内科の九条涼と言います、
喘息発作が酷い、相当病院にも行ってないようだし」
なんで分かるんだろう、
なんだか不思議な気持ちがしたまま彼に言った
「これから病院行く予定だったんです。助けて下さり感謝します
それでは」
そう言い放ち立ち上がろうとすると後ろから手を掴まれた
「危ないから、俺も行く」