その恋は甘くて危険【番外編追加済み】


輝悠先輩と潤さんのやりとりに何だか嬉しくなって笑う。


輝悠先輩が久我組を抜けるなんてことにならなくて本当によかった……


「ってか、桜子ちゃん待ってるんだから、早く行った方がいいんじゃないの?」


「そうですね。輝悠先輩、客室に急ぎましょう」


「まぁ、そうだね」


言い合いが終わると、私と輝悠先輩は客室へと向かった。


「遅くなってごめんね、桜子ちゃん」


客室に着いた後、客室で庭園を見ていた桜子ちゃんに謝った。


「別に構いませんわ」


桜子ちゃんは振り向いて、微笑みながら言った。


相変わらず大人っぽい……


14歳だなんて未だに信じられないよ……

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