その恋は甘くて危険【番外編追加済み】


その後、「だから……」と続く。


「あまり妬かせないで」


妙に色気たっぷりに耳元で囁かれた。


一気に顔も耳も真っ赤になった私。


思わず耳を押さえた。


な、何で……


「ふっ、未珠はほんと可愛いね」


混乱している私に、今度は艶っぽく笑う輝悠先輩。


今にも火が噴きそうなくらい赤い自信があるから、輝悠先輩これ以上はやめてください……


「未珠、俺の部屋に行こ?」


「は、はい……」


その提案に俯きつつ小さく頷く。


多分しばらくは輝悠先輩の部屋で過ごすことになるんだろうなと思いながら輝悠先輩についていった。


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