その恋は甘くて危険【番外編追加済み】
未珠との出会い
【輝悠side】
眠りが浅くなったところで、目が覚めた。
時計を見てみると、午前4時を指している。
さすがに早いな……
二度寝するにしても、もう目が冴えたから寝れなさそう。
腕の中にいる未珠を見てみると、さすがにまだ寝ていた。
動いたら、未珠が起きそうだし、このまま可愛い寝顔を見ていようかな……
「輝悠、先輩」
起きたのかと思ったけど、どうやら寝言みたいだ。
未珠の夢には俺が出てきてるんだろうか……?
腕の中にいる未珠を幸せな気持ちで見つめた。
あの時は付き合うことができるとは思わなかったな……
未珠と初めて出会った時のことを思い返した。