その恋は甘くて危険【番外編追加済み】
私は憧れてるだけだと思っていたんだけど……
こんなにドキドキするってことは……
「は、はい。よろしくお願いします」
気づいたら、了承の返事を告げていた。
「ありがとう、未珠ちゃん。君のことは必ず守るから」
輝悠先輩は嬉しそうに笑った。
そして、何故か顔が近づいてきた。
えっ、どうして……?
輝悠先輩の行動を不思議に思っていると、どんどん近づいてきて……
「んっ……」
キス、された。
でも、それがキスだとはすぐに分からなかった。
「んんっ……ふっ」
初心者には長いキスで息が酸欠になりそう。
その前に輝悠先輩がやめてくれて助かった。
「ごめんね、急にしちゃったね。ついキスしたくなっちゃって」
危険なほどの色香を放ちながら言われた。
私、早まっちゃったかな……
「もう1回してもいいかな?」
そう思いつつも、頷いてしまう。
今度のキスはもっと長くて、苦しいのにやめてほしくなくて……
どんどん溺れてしまった気がする。
「未珠ちゃんにもっと溺れそう……」
でも、それは輝悠先輩も同じみたい。
幸せな気持ちになりながら、そのキスを受け入れた。