その恋は甘くて危険【番外編追加済み】
気になって潤さんに目を向けた。
「いや、輝悠を見れば分かるだろ!輝悠、未珠ちゃんが関わると分かりやすいし!」
分かりやすい……?
私が関わると……?
輝悠先輩を見ても、いつもと変わらないように見える。
そうかな……?
そんなことないと思うけど……
「悪かったね、分かりやすくて。それより、昨日の伊崎組の件はどうなった?」
そう思ったけど、輝悠先輩は肯定した。
「あー、伊崎組ね!無事潰すことがてきたよ!ってか、輝悠何で来なかったんだよ?俺、来ると思ってたんだけど!若頭が来ないとかどうなの!?」
そういえば、そんな物騒なこと言ってたね……
結局、潰しちゃったんだ……
「ちゃんと潰せたんだ。それはごめんね。つい未珠ちゃんに夢中になっちゃって。未珠ちゃんと離れるの名残惜しかったから」
「うわー、輝悠が甘々すぎる!砂糖吐きそうなんだけど……いやいや、名残惜しかったって、そんなの理由になんないからね!」