その恋は甘くて危険【番外編追加済み】
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いつの間にか、もう終わってしまっていた。
「あら、また会ったわね~!どうだった?楽しんでいただけたかしら?」
言いたい文句を呑み込んで、会場から出た。
受付のところには当然、受付のオネェさんがおられて。
……相変わらずキャラが濃い。
この短時間で人が変わったら、びっくりだけど……
「えぇ、楽しめましたよ」
輝悠先輩が意味深に私をチラッと見てから、答えた。
「まぁ、それはよかったわ~!ぜひまた来てちょうだいね!」
「はい、また来ますね。彼女と一緒に」
「えぇ、そうしてちょうだい!あなた達ほどお似合いなカップルはいないもの!また会いたいと思ってるわ!」