その恋は甘くて危険【番外編追加済み】
何だか申し訳ないなと思いながらも、送ってもらうことにした。
1人だと心細いから。
「今度こそ、家の場所を教えてくれる?」
「はい……」
そういえば、この間は途中まで送ってもらってもらっておいて、輝悠先輩を置いていってしまったんだった……
あれは申し訳なかったな……
「もう怒りは収まった?」
「えっ……?」
「プラネタリウムでキスしたこと、怒ってたでしょ?」
あ、そういえば、そうだった……
私、怒ってたんだった……
でも、不思議と今は浮かばない。
「怒ってはいましたけど、どっかに行っちゃいました」
「ははっ。そっか」
優しい笑顔を浮かべている輝悠先輩。
でも、突如後ろを振り向いた。
どうしたんだろう……?
「輝悠先輩……?どうしたんですか?」
不思議に思った私が聞いてみた。