その恋は甘くて危険【番外編追加済み】
 




ようやく○○倉庫に着いた。


ここか……


何か妙な気配だな。


閉まっていたシャッターを無理矢理開けると、そこは真っ暗だった。


人の気配は感じる。


でも、暗くてどこにいるのか分からない。


「よく来たな」


声がしたと同時に明かりがついた。


暗闇から一転し、眩しさのあまり思わず目を瞑る。 


「まさか、本当に1人で来たのか?」


「お前達、龍島組が1人で来いと指示したからね。もちろん、1人で来たよ」


何やら疑っている様子だが、これは事実。


少し経つと、ようやく信じてくれたらしい。


「ふん、まぁいい。本当に1人で来たみたいだからな。その度胸は褒めてやろう」


と嬉しくも何ともないことを言われた。


人数はざっと100人くらい。


これだけの人数を相手にするのはさすがに骨が折れそうだ。


まぁ、負けはしないけど。

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