王子様を落とし穴に落としたら婚約者になりました ~迷惑がられているみたいですが、私あきらめませんから!~
「……何をしてるの?」
「何って身だしなみチェックよ! 魔術の基礎は隣のクラスと合同の授業だもの!」
隣のクラスには、エイミーの愛しい愛しい婚約者ライオネルがいるのである。
エイミーもライオネルも、家庭教師から魔術の基礎どころか上級レベルまで学んでおりすでに習得済みだが、一年生のうちはすべて必須授業なので、習得レベルに関係なく出席が義務づけられている。
エイミーは鏡を見ながらせっせとふわふわの金髪を梳かしてリボンが曲がっていないかをチェックすると、今度は貴族令嬢の間で流行っている「キスしたくなるトゥルントゥルンの唇になれる」と噂のリップバームを手に取った。
せっせと唇にリップバームを塗り込むエイミーに、シンシアが不可解なものを見る目になる。
「何って身だしなみチェックよ! 魔術の基礎は隣のクラスと合同の授業だもの!」
隣のクラスには、エイミーの愛しい愛しい婚約者ライオネルがいるのである。
エイミーもライオネルも、家庭教師から魔術の基礎どころか上級レベルまで学んでおりすでに習得済みだが、一年生のうちはすべて必須授業なので、習得レベルに関係なく出席が義務づけられている。
エイミーは鏡を見ながらせっせとふわふわの金髪を梳かしてリボンが曲がっていないかをチェックすると、今度は貴族令嬢の間で流行っている「キスしたくなるトゥルントゥルンの唇になれる」と噂のリップバームを手に取った。
せっせと唇にリップバームを塗り込むエイミーに、シンシアが不可解なものを見る目になる。