コーヒーにはお砂糖をひとつ、紅茶にはミルク —別れた夫とお仕事です—
「記憶が無くなってた原因がストレスだって言うなら…あなたと別れてしまったのが悲しくて信じたくなかったからだと思う。」
「………」
「その証拠にね…再会してから、ずっと…“嫌い”って思おうとしたのに“ここが好きだった”って…好きなところばっかり思い出してた。」
「水惟…」
「私、4年間で少しは強くなったよ?コンペだっていっぱい参加したし、パーティーだって会食だって昔よりは慣れたし、ADとしての代表作だってできた。」
「うん、知ってる。」
「だから—」
言いかけた水惟の唇を、蒼士の唇が塞いだ。
「俺に言わせて」
「俺ともう一度、結婚してください。」
「はい。」
二人は笑い合い、何度も何度も唇を重ねた。
すぐにキスが熱を帯びて二人の吐息が甘く混ざり合う。
ベッドの上で蒼士が水惟を蕩かすのにも、そう時間はかからなかった。
「………」
「その証拠にね…再会してから、ずっと…“嫌い”って思おうとしたのに“ここが好きだった”って…好きなところばっかり思い出してた。」
「水惟…」
「私、4年間で少しは強くなったよ?コンペだっていっぱい参加したし、パーティーだって会食だって昔よりは慣れたし、ADとしての代表作だってできた。」
「うん、知ってる。」
「だから—」
言いかけた水惟の唇を、蒼士の唇が塞いだ。
「俺に言わせて」
「俺ともう一度、結婚してください。」
「はい。」
二人は笑い合い、何度も何度も唇を重ねた。
すぐにキスが熱を帯びて二人の吐息が甘く混ざり合う。
ベッドの上で蒼士が水惟を蕩かすのにも、そう時間はかからなかった。