コーヒーにはお砂糖をひとつ、紅茶にはミルク —別れた夫とお仕事です—
「水惟の夕日賞のスピーチ、すごく良かったのよ。」
冴子が先日の授賞式を話題に出した。
水惟は蒼士とのやり取りを思い出し、胸がギュ…と苦しくなった。
「え、そうなんだ〜私も聞きたかったなー。」
「そんな!全然だよ。洸さんは泣いてたけど、アッシーは普通だったし…」
「アッシーって?」
冴子が聞いた。
「冴子さんもこの前のパーティーで会ったよね?ライターの葦原さん。」
水惟が言った。
「あ〜!あの子ね。背が高くてちょっとチャラい感じの。私“も”ってことはメー子も面識あるの?」
「うん、ちょっと前の撮影の時にアッシーも同行して—」
「しょっちゅうLIMEしてるし、飲みにも行ったりしてるよ。」
水惟の説明に被せるように芽衣子が言った。
「えっ!?初耳!」
「あーでも、メー子の好きそうな感じだわ。イケメンだったし。」
「そうなの!ぶっちゃけ超好きなタイプ…顔も性格も超ツボ…」
芽衣子は両手で頬を押さえながら言った。
「えぇえ〜!!」
水惟は意外な展開に驚いていた。
「あ、アッシーが水惟にちょっかい出してるのも知ってるよ。」
「え…っ」
「ってゆーか、撮影の時からそんな感じだったし。でも水惟は深山さんのことがまだ好きっぽいから、多分無いなーって言ってたけど?」
芽衣子がニヤッとして水惟を見た。
「最近深山さんとはどうなの?」
何も知らない芽衣子が聞くと、冴子も同じようにニヤッとした顔をした。
冴子が先日の授賞式を話題に出した。
水惟は蒼士とのやり取りを思い出し、胸がギュ…と苦しくなった。
「え、そうなんだ〜私も聞きたかったなー。」
「そんな!全然だよ。洸さんは泣いてたけど、アッシーは普通だったし…」
「アッシーって?」
冴子が聞いた。
「冴子さんもこの前のパーティーで会ったよね?ライターの葦原さん。」
水惟が言った。
「あ〜!あの子ね。背が高くてちょっとチャラい感じの。私“も”ってことはメー子も面識あるの?」
「うん、ちょっと前の撮影の時にアッシーも同行して—」
「しょっちゅうLIMEしてるし、飲みにも行ったりしてるよ。」
水惟の説明に被せるように芽衣子が言った。
「えっ!?初耳!」
「あーでも、メー子の好きそうな感じだわ。イケメンだったし。」
「そうなの!ぶっちゃけ超好きなタイプ…顔も性格も超ツボ…」
芽衣子は両手で頬を押さえながら言った。
「えぇえ〜!!」
水惟は意外な展開に驚いていた。
「あ、アッシーが水惟にちょっかい出してるのも知ってるよ。」
「え…っ」
「ってゆーか、撮影の時からそんな感じだったし。でも水惟は深山さんのことがまだ好きっぽいから、多分無いなーって言ってたけど?」
芽衣子がニヤッとして水惟を見た。
「最近深山さんとはどうなの?」
何も知らない芽衣子が聞くと、冴子も同じようにニヤッとした顔をした。