翡翠の紋章
第26話
スカーレットが悲鳴をあげる。
砂漠がみるみるうちに渦状になって
吸い込まれていく。
ちょうどスカーレットがいた足元が
流砂になっていた。
砂地獄で身に着けていた武器や防具も
もちろん、重さで吸い込まれていく。
「大変だ。
スカーレットが、
みんな手を貸してくれ。」
フィンレーが手をのばして、
引っ張ろうとするが、
体力が消耗されていくだけで
全然引き戻せない。
小人たちも焦りを見せる。
ソフィアは力さえも出せなくて悔やむ。
すると後ろから粘土でできたクレイゴーレム2体と
石でできたストーンゴーレムが3体あらわれた。
スカーレットを助ける前に、こちらがやられると
思ったフィンレーは、つかんでいた手を離してしまった。
「スカーレット、絶対助けにいくから!!
ソフィア、ドリュアデスを召喚して!
俺は、オピンニクス呼ぶから。」
「はい!」
ソフィアは、魔法の杖にある
エメラルドの宝石をかざした。
ドリュアデスを召喚させて、防御魔法を唱えた。
『アクアシールド!!』
一定期間の攻撃を50%和らげることができる。
「オピンニクス!攻撃を頼む。」
「言われなくてもする!」
オピンニクスは、召喚されてすぐに
風魔法の『切り裂き』の技を使った。
ゴーレムたちは、防御が硬く、
10程度のダメージしか与えられない。
レクエペとケラットが、召喚獣を出した。
「僕たちも参戦します!!」
ケラットがレッドドラゴンを召喚させて、
炎のブレスでゴーレムたちにダメージを
与えた。かなりの効果大だ。
攻撃をしかけているが、もちろん相手の攻撃も
容赦はない。
体の大きいゴーレムたちは
次々とパンチやキックを繰り出してくる。
みな、必死に避けるが、避けきれずに
多少の傷を負ってしまう。
ソフィアはすぐにドリュアデスに回復魔法を唱えるよう
指示を出す。
レクエペは、ホワイトドラゴンを召喚した。
「君に任せた!!」
ホワイトドラゴンは『冷気のブレス』で
ゴーレムたちに会心の一撃を与えた。
一気に片付いたようで、砂のように消えていった。
ゴーレムを倒すと、フィンレーは、
スカーレットが吸い込まれた砂の中をあさる。
「どこに行ったんだ。
これ、どうすればいい!?」
フィンレーは、オピンニクスに問いかける。
「砂地獄だな。
流砂ともいう。
きっとスカーレットは砂の下に
落ちていったんだ。」
「でも、ここはもう、流砂じゃなくなってる。
どうやって下に行けばいいんだ。」
「下に行ったら、戻れなくなるぞ。」
「でも、スカーレットが!!」
「それなら、私の力で何とかなるかも
しれないわ。」
フィンレーのことになると、
放っておけないドリュアデスは指を
くるくるとまわして、魔法を唱えた。
すると、砂がみるみるうちに
階段のように固まっていく。
地下へ続く通路ができあがっている。
「これで、苦しまずに地下へ行けるわ。」
「ドリュアデス!ありがとう。
これでスカーレットが助けられるな。
よし、みんな行こう。」
フィンレーは、急いで、砂の階段を下りて行った。
「少しでもお役に立てて光栄だわ。」
そう言って、
ドリュアデスは宝石に吸い込まれていった。
オピンニクスは何も言わずに戻っている。
薄情なやつだとため息をつく。
フィンレーとソフィア、レクエペとケラットは、
流砂に巻き込まれたスカーレットを探しに
砂の階段をおりていった。
砂漠がみるみるうちに渦状になって
吸い込まれていく。
ちょうどスカーレットがいた足元が
流砂になっていた。
砂地獄で身に着けていた武器や防具も
もちろん、重さで吸い込まれていく。
「大変だ。
スカーレットが、
みんな手を貸してくれ。」
フィンレーが手をのばして、
引っ張ろうとするが、
体力が消耗されていくだけで
全然引き戻せない。
小人たちも焦りを見せる。
ソフィアは力さえも出せなくて悔やむ。
すると後ろから粘土でできたクレイゴーレム2体と
石でできたストーンゴーレムが3体あらわれた。
スカーレットを助ける前に、こちらがやられると
思ったフィンレーは、つかんでいた手を離してしまった。
「スカーレット、絶対助けにいくから!!
ソフィア、ドリュアデスを召喚して!
俺は、オピンニクス呼ぶから。」
「はい!」
ソフィアは、魔法の杖にある
エメラルドの宝石をかざした。
ドリュアデスを召喚させて、防御魔法を唱えた。
『アクアシールド!!』
一定期間の攻撃を50%和らげることができる。
「オピンニクス!攻撃を頼む。」
「言われなくてもする!」
オピンニクスは、召喚されてすぐに
風魔法の『切り裂き』の技を使った。
ゴーレムたちは、防御が硬く、
10程度のダメージしか与えられない。
レクエペとケラットが、召喚獣を出した。
「僕たちも参戦します!!」
ケラットがレッドドラゴンを召喚させて、
炎のブレスでゴーレムたちにダメージを
与えた。かなりの効果大だ。
攻撃をしかけているが、もちろん相手の攻撃も
容赦はない。
体の大きいゴーレムたちは
次々とパンチやキックを繰り出してくる。
みな、必死に避けるが、避けきれずに
多少の傷を負ってしまう。
ソフィアはすぐにドリュアデスに回復魔法を唱えるよう
指示を出す。
レクエペは、ホワイトドラゴンを召喚した。
「君に任せた!!」
ホワイトドラゴンは『冷気のブレス』で
ゴーレムたちに会心の一撃を与えた。
一気に片付いたようで、砂のように消えていった。
ゴーレムを倒すと、フィンレーは、
スカーレットが吸い込まれた砂の中をあさる。
「どこに行ったんだ。
これ、どうすればいい!?」
フィンレーは、オピンニクスに問いかける。
「砂地獄だな。
流砂ともいう。
きっとスカーレットは砂の下に
落ちていったんだ。」
「でも、ここはもう、流砂じゃなくなってる。
どうやって下に行けばいいんだ。」
「下に行ったら、戻れなくなるぞ。」
「でも、スカーレットが!!」
「それなら、私の力で何とかなるかも
しれないわ。」
フィンレーのことになると、
放っておけないドリュアデスは指を
くるくるとまわして、魔法を唱えた。
すると、砂がみるみるうちに
階段のように固まっていく。
地下へ続く通路ができあがっている。
「これで、苦しまずに地下へ行けるわ。」
「ドリュアデス!ありがとう。
これでスカーレットが助けられるな。
よし、みんな行こう。」
フィンレーは、急いで、砂の階段を下りて行った。
「少しでもお役に立てて光栄だわ。」
そう言って、
ドリュアデスは宝石に吸い込まれていった。
オピンニクスは何も言わずに戻っている。
薄情なやつだとため息をつく。
フィンレーとソフィア、レクエペとケラットは、
流砂に巻き込まれたスカーレットを探しに
砂の階段をおりていった。