ピンクの姫が無自覚攻撃を繰り出すので、ブルーの侍が困惑しています(アンジュと近藤)
それに答える、男の低い声が続く。
「そんな話、知らねーな。
マリアンナは葉っぱ、吸いすぎて、頭がおかしくなっちまったんじゃないのか?」
答えた男は、面白そうに隣の男に同意を求め、肩を組んだ。
近藤が、そっと建物の角から通路の先をのぞき込んだ。
その通路は行き止まりで、アンジュが一人、壁に張り付いている。
「そうだ。マリアンナは、売人の男とトンズラしちまったと聞いたぜ」
「それであんたが、代わりに金を払うって、聞いたんだけどね」
近藤はそっと久遠の前に出て制し、様子を伺った。
男の声が続く。
「アンタならごっつい、いい値段がつきそうだ。
これから連絡船が出るからな。
国が違えば、捜索願を出されても時間が稼げる」
「マリアンナはここにいないってこと?!!」
「あんたは、その性悪オンナにだまされたんじゃないのかなぁ」
「一人、二人・三人・・四人か」
近藤が、男の数を数えた。
「銃を持っていると、やっかいですね」
「下っ端チンピラの悪ガキみたいだな。
ナイフでいきがっている・・とすると」
近藤が、口角を微かに上げた。
「そんな話、知らねーな。
マリアンナは葉っぱ、吸いすぎて、頭がおかしくなっちまったんじゃないのか?」
答えた男は、面白そうに隣の男に同意を求め、肩を組んだ。
近藤が、そっと建物の角から通路の先をのぞき込んだ。
その通路は行き止まりで、アンジュが一人、壁に張り付いている。
「そうだ。マリアンナは、売人の男とトンズラしちまったと聞いたぜ」
「それであんたが、代わりに金を払うって、聞いたんだけどね」
近藤はそっと久遠の前に出て制し、様子を伺った。
男の声が続く。
「アンタならごっつい、いい値段がつきそうだ。
これから連絡船が出るからな。
国が違えば、捜索願を出されても時間が稼げる」
「マリアンナはここにいないってこと?!!」
「あんたは、その性悪オンナにだまされたんじゃないのかなぁ」
「一人、二人・三人・・四人か」
近藤が、男の数を数えた。
「銃を持っていると、やっかいですね」
「下っ端チンピラの悪ガキみたいだな。
ナイフでいきがっている・・とすると」
近藤が、口角を微かに上げた。