ピンクの姫が無自覚攻撃を繰り出すので、ブルーの侍が困惑しています(アンジュと近藤)
「コンドー、コンドー!!
起きなってっ!!」

顔のそばのスマホが、ぶるぶる振動しているのが目に入った。

そばにいるのは・・

視界にはぼんやりと、ツインテールの小娘がギャンギャン騒いでいるのが入る。

「ああ??」

近藤は目をこすってから、スマホを手に取った。

「やばっ!!会社だっ!」

なんと、時刻は昼過ぎだった。

時差ボケと昨日のラッキースケベ連鎖で、脳みそがオーバーヒートしたらしい。

「ははは・・いっ?
近藤です・・すいません・・
ああ、大丈夫です」

すぐに枕元の眼鏡を取り、ビジネスバックを手元に引きずり、中の書類を確認した。

「ええ、わかっています。
現場には直行します。問題ありません。
車で行きますから・・」

近藤は、スマホを切ると、少し間をおいて、ソファーから顔を出しているツインテール小娘を見上げた。

美少女アニメのコスプレか?

ベビーピンクのフリル満載のロリロリドレスを着て、ツインテールに大きなリボン。

近藤はアニメには興味がないが、美少女フィギュアを集めている知り合いを思い出した。

これは文句なしに・・可愛いのだが・・

それより、こいつをどうするのか・・
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