ピンクの姫が無自覚攻撃を繰り出すので、ブルーの侍が困惑しています(アンジュと近藤)
近藤の頭は、A人格の仕事モードに切り替わった。

会社に一緒に連れて行き、これからの日本の生活を秘書課長に丸投げして、そのまま身柄を引き渡せばいいと考えていたのだが・・

それに、自分は午後から、遠方の出張が入っている。

「お腹すいたよぉ・・」

姫君が唇を尖らし、ぶーたれている

飯も食わせなくてはならないし・・

近藤は立ち上がり、髪をガシガシした。

「すぐに出かけます。朝食も・・途中で」

そう言って、ソファーに投げてあったよれよれのスーツとネクタイを持ち、洗面所に向かった。

洗濯機は、あれから使用した形跡はない。

ということは、あのピンクのブツはそのままなのだろう。

洗濯機の使い方を、教えていないのだからしかたがないのだが・・・・

近藤は首を横に振り、急いで顔を洗い、身支度をした。


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