ピンクの姫が無自覚攻撃を繰り出すので、ブルーの侍が困惑しています(アンジュと近藤)
きちんと説明しなかったのだから、自分のミスなのだが・・

姫の館のランドリーは、すべて乾燥機付きなのだろうが、うちの洗濯機はそうではない。

これをどうするのか・・

そのまま、洗濯機のふたを閉めた。
すでに近藤の頭は、思考停止に陥っていた。

キッチンに戻り、45リットルのゴミ袋に自分の脱いだものを突っ込む。

風呂場は、ジャスミンの残り香がした。

かぐや姫は月に帰る・・

だが、そこに待つ人はいない。

近藤は振り払うように、首を振った。
自分が、介入できる筋会いではないのだ。
そのまま風呂場のタイルに手をついて、シャワーの雨に打たれた。
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