ピンクの姫が無自覚攻撃を繰り出すので、ブルーの侍が困惑しています(アンジュと近藤)
アンジュと呼ばれた少女は、チィと舌うちをして
「クオン、あんたのいう事なんか聞かないからね。
私よりエミリアを選んだんだから・・」
近藤は、少しあきれた様子で、
久遠に説明を求める視線を向けた。
「こちらは・・お知り合いの方ですか?」
久遠はふぃーっと、煙草の煙を吐いて
「彼女はアンジェラ、パパはここの持ち主のエラール伯爵だ。
伯爵の御令嬢、お姫様」
「だから、アタシがどう使おうが勝手じゃない!!」
いら立つアンジュが、トランプのカードを、久遠に向かって投げた。
「あんたが、アタシを振って、
あんな胸がデカイだけの女と付き合うなんて信じられない!!」
アンジュは、<ホント、ムカつく>というように久遠を見た。
近藤はそのやり取りを、しばらく傍観者として眺めていたが
過去の二人の関係を推理したのか、久遠をうろんな目で見た。
久遠は口を歪めて
「ああ、彼女が社交界デビューの時に、俺がエスコート役をしたんだ。
あの時は<黒髪のプリンスがいい>と言って、俺にベタベタで、
ずいぶんなついてくれていたんだけどなぁ」
そう言うと、肩を大きくすくめて、
「こればかりはどうしようもない」というようにアピールした。
「そう、あんなオンナに負けたと思うと、悔しくてトラウマなの!」
「クオン、あんたのいう事なんか聞かないからね。
私よりエミリアを選んだんだから・・」
近藤は、少しあきれた様子で、
久遠に説明を求める視線を向けた。
「こちらは・・お知り合いの方ですか?」
久遠はふぃーっと、煙草の煙を吐いて
「彼女はアンジェラ、パパはここの持ち主のエラール伯爵だ。
伯爵の御令嬢、お姫様」
「だから、アタシがどう使おうが勝手じゃない!!」
いら立つアンジュが、トランプのカードを、久遠に向かって投げた。
「あんたが、アタシを振って、
あんな胸がデカイだけの女と付き合うなんて信じられない!!」
アンジュは、<ホント、ムカつく>というように久遠を見た。
近藤はそのやり取りを、しばらく傍観者として眺めていたが
過去の二人の関係を推理したのか、久遠をうろんな目で見た。
久遠は口を歪めて
「ああ、彼女が社交界デビューの時に、俺がエスコート役をしたんだ。
あの時は<黒髪のプリンスがいい>と言って、俺にベタベタで、
ずいぶんなついてくれていたんだけどなぁ」
そう言うと、肩を大きくすくめて、
「こればかりはどうしようもない」というようにアピールした。
「そう、あんなオンナに負けたと思うと、悔しくてトラウマなの!」