生徒会は私を狙っていた!?
その時、急に女の子の悲鳴のような声が聞こえてきた。

「キャー!秋登様よ!相変わらずかっこいいわ!」

「可愛さでは春太くんだよね!」

「夏樹くんも可愛さでは負けてないよね!かっこよさもあるというか…!」

「「一番は冬也様たけど!」」

「というか、隣りにいるダッサイ女だれ?」

「わかんない。見たことないし、編入生じゃない?」

「そんなわけないじゃない!あの試験で満点を取れるなら高校行く必要ないわよ!」

「どちらにしろ地味子の分際で生徒会メンバーに近づくなんて!身の程知らずもいいところね!」



うわぁ〜、めちゃくちゃに言われてる…

確かに秋登先輩顔が整っているから人気なんだろうな。



「すまない。品の無い生徒もいるが、後で対処しておく」

「これくらい気にしません!あの子達も秋登先輩がかっこいいから言っちゃっただけだと思うので…」



「ありがとう。ーーっと、着いたぞ。ここが理事長室だ」
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