生徒会は私を狙っていた!?

1章

桜丘学園

　私、一ノ瀬　結芽　（いちのせ　ゆめ）は、ある事情で小学5年生の頃生まれ育った関東から関西に引っ越した。

　もともとは、関東で育っていたからそこを離れるのは寂しかった気がするけど私のためだってわかっていたから、反対もせず関西に引っ越した。

そして今日ーー私が生まれたところに戻ってきた。



「ん〜！！久しぶりだね、ここにくるのも。」



今日泊まるホテルにつくなりベッドにダイブする。



「もう結芽ったら。はしたないわよ？」

「いいじゃないか、今日くらい。こうした結芽を見れるのもしばらくないぞ？」



お母さん、お父さん



「それにしても、本当に桜丘学園に行くのか？」

「うん。もう入学する手続きは終わってるでしょ？」

「でもなぁ…なんでよりによって"あの"桜丘学園なんだ？」

「本当よ、何でわざわざ暴走族がおる学園に…たしかに偏差値だけ見れば国内でトップレベルだけど」