生徒会は私を狙っていた!?
「だってぇ…見つけた瞬間行くこと決めたから」



「結芽らしいといえばらしいけどね…」

「流石に知らなかったとは思わなかったな…」



もっとちゃんと調べとけばよかった、とは思うけど調べてもきっと行くってなったよね!



「まぁまぁ!向こうでは元気に過ごすよ!」

「友達できるかしら…」



お母さんもお父さんも、桜丘学園に翔君がいることは知らない。

言ったらきっとそんな理由ではダメ!と言われてしまうから秘密にしてるんだ。

心のなかで大丈夫だよと返事をする。



「そうだ!桜丘学園に行くならこれをしていきなさい。」

「なにこれ…ウイッグとカラコンとめがね…?」



何でこんな物が必要なんだろう…?



「結芽は可愛いからな…襲われないとは限らない」

「しかも天然だからね…狼に食べられちゃいそう」



…?二人して何を言っているんだろう
食べられるとか、襲われるとか、
でもーー

 

「私は強いから大丈夫だよ!それに私は可愛くないし!」
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