生徒会は私を狙っていた!?
悠「あ〜!悪かったって、な?」

態度をひらりと変え私に手を合わせて謝ってくる

そんなことされても許したりなんか…しない…

うぅっそんな泣きそうな顔されたら怒らないじゃん!

「許す、よ」

悠「さすが結芽ちょろいところは変わらないな」

は、ハメられたっ!

…悠ちゃんには勝てない気がする。もちろん口で

昂「おいっ!そろそろ教室戻るぞ。心配してんのは俺らだけじゃないからな!」

「…?
俺等だけじゃないって他に誰がいるの?」

昂「2-Sの橘と宮園と赤崎だよ。宮園はツンデレだから口にはしなかったけどソワソワしてたぞ」

ふふっ、ツンデレって斗碧くんと皇碧くんには嫌われてるから心配はされてないと思うけどな…

昂「じゃあ帰るか!」

「そうだね!教室に案内して?」

悠「結局結芽の方向音痴は治ってなかったな」

悠ちゃんまだ言うかっ!

「悠ちゃんなんてもう知らない!昂ちゃん、行こ?」

昂「ふっ悠也は残念だったな。結芽行こっか?」

昂ちゃん言葉は優しいけど鼻で笑ったら台無しだよ…でも今回は悠ちゃんが悪い!

「次は迷わないように地図見ながら行くから!何も言わずについてきてね?」

昂「はいはい。次は迷わねーようにな」

結果進む方向の9割が真逆という恥をさらしてしまったけどどうにか教室に戻れた



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