マフィア姫
「あはは・・・日本に戻ってきたんだけど、輝龍のこと気になってね」


電話の向こうから聞こえてきたのはため息だった


「久しぶりに会わない?」


「バーの場所覚えてるか?」


私たちが、よく集まっていた快の兄貴の店


「覚えてる。じゃあ、夜に」


それだけ伝えると電話を切った


快はいつだって私のやりたいことをやらせてくれて、振り回したとしても許してくれるんだ


暇だから輝龍のことでも調べようかな
< 4 / 36 >

この作品をシェア

pagetop