辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~
王都にいる辺境伯夫人ロザリアが帰宅する時持ってきてくれたり、王都と辺境伯領を往復する使者に持たせてくれたりした時だけ、菓子が食べられる。
エルがプリンを作ったことで、ハロンの甘いものを食べたいという欲求に火をつけてしまったらしい。
「蜂蜜でも舐めるか……」
「蜂蜜? 蜂蜜で、プリン、作る?」
「できるか?」
「うーん、たぶん」
エルは両腕を組んで唸った。
卵に牛乳を入れて熱を加えれば固まることは固まる。そこに蜂蜜という液体を加えることで、蒸し上がりに違いが出そうな気はするが、いけなくはないはず。
「蜂蜜は……あー、残り少ないな」
「ちょっとしかない?」
「うん」
ハロンはむくれた顔になった。よほど甘いものが欲しかったらしい。
辺境伯領では、砂糖より蜂蜜が利用されている。エルも、煮物を使う時などに蜂蜜を使うよう指示することもある。
エルがプリンを作ったことで、ハロンの甘いものを食べたいという欲求に火をつけてしまったらしい。
「蜂蜜でも舐めるか……」
「蜂蜜? 蜂蜜で、プリン、作る?」
「できるか?」
「うーん、たぶん」
エルは両腕を組んで唸った。
卵に牛乳を入れて熱を加えれば固まることは固まる。そこに蜂蜜という液体を加えることで、蒸し上がりに違いが出そうな気はするが、いけなくはないはず。
「蜂蜜は……あー、残り少ないな」
「ちょっとしかない?」
「うん」
ハロンはむくれた顔になった。よほど甘いものが欲しかったらしい。
辺境伯領では、砂糖より蜂蜜が利用されている。エルも、煮物を使う時などに蜂蜜を使うよう指示することもある。