辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~
なぜかエルが号令を出し、一同は出発する。
今回は、ラースが隊長、メルリノが副隊長という布陣だ。今日行くブラストビーの巣は、森の中でも、さほど危険が大きくないという地域にあるという。あとは何人かの騎士が一緒についてきているだけだ。
「……あるき、にくい」
よく考えたら、森の中は足元がごつごつとしている。
(そう言えば、この森で倒れてたんだよね……どのあたりで倒れてたんだろう)
周囲に目をやってみる。
もちろん、生息している木はエルの知っている前世のものとは違う。植物型の魔物というのもいるそうで、そういう木は枝が妙にぐんにゃりしていたり、葉が風もないのに揺れていたりする。
植物型の魔物は、基本的には動けないから近くに寄らなければ問題ないそうだ。
ひとつひとつ、教えてくれるのは、エルにもこのあたりの知識が必要だというのが皆わかっているからなのだろう。
今回は、ラースが隊長、メルリノが副隊長という布陣だ。今日行くブラストビーの巣は、森の中でも、さほど危険が大きくないという地域にあるという。あとは何人かの騎士が一緒についてきているだけだ。
「……あるき、にくい」
よく考えたら、森の中は足元がごつごつとしている。
(そう言えば、この森で倒れてたんだよね……どのあたりで倒れてたんだろう)
周囲に目をやってみる。
もちろん、生息している木はエルの知っている前世のものとは違う。植物型の魔物というのもいるそうで、そういう木は枝が妙にぐんにゃりしていたり、葉が風もないのに揺れていたりする。
植物型の魔物は、基本的には動けないから近くに寄らなければ問題ないそうだ。
ひとつひとつ、教えてくれるのは、エルにもこのあたりの知識が必要だというのが皆わかっているからなのだろう。