辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~
「そんなこと、どこで覚えてきたんですか?」
あれ?と思ったのは、アルドの声音がちょっと変わったような気がしたから。 今までより、張りが出てきたというか、だるそうな気配が抜けたというか。
「手紙、書いてみます」
「まだ書いてなかったのか……まあ、頑張れ」
「お嬢さん、時々妙に大人になるっすね……」
「へたれなアルドよりは大人」
胸の前で腕を組んでふんぞり返ったら、アルドは思わずといった様子で吹き出した。そこ、笑うところではないだろうに。
アルドの手紙に、どんな文章が並ぶのか。それは、エルにはわからないけれど、きっとそこまで悪いようにはならないだろう。そう思った。
あれ?と思ったのは、アルドの声音がちょっと変わったような気がしたから。 今までより、張りが出てきたというか、だるそうな気配が抜けたというか。
「手紙、書いてみます」
「まだ書いてなかったのか……まあ、頑張れ」
「お嬢さん、時々妙に大人になるっすね……」
「へたれなアルドよりは大人」
胸の前で腕を組んでふんぞり返ったら、アルドは思わずといった様子で吹き出した。そこ、笑うところではないだろうに。
アルドの手紙に、どんな文章が並ぶのか。それは、エルにはわからないけれど、きっとそこまで悪いようにはならないだろう。そう思った。