辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~
「これは、王宮の食料保管庫を使っていいという印だ。今後は、いつでも好きなものを持っていくがいい」
「いいの?」
あ、敬語が飛んだな。
そう頭の片隅で思う。けれど、国王は幼い子供の敬語が抜けたぐらいで罰しようとは思わなかったらしい。笑みを絶やさずに続ける。
「ああ。そなたの発想力で、また新たなメニューを作ってくれ。妃もそれを喜ぶ」
「はい、ありがとうございます!」
今度はちゃんとお礼を言うことができた。
王宮の食料保管庫なら珍しいものがたくさんあるだろう。魔物由来の素材は辺境伯領の方が豊富だろうけれど、珍しい香辛料などを見つけることができるかもしれない。
「これで、おいしいものがいっぱい作れるね!」
食料保管庫への出入り札を手にして喜ぶエルの姿に他の人達も顔をほころばせる。こうして、王都最後の一日は、ハッピーエンドで締めくくられる。
「いいの?」
あ、敬語が飛んだな。
そう頭の片隅で思う。けれど、国王は幼い子供の敬語が抜けたぐらいで罰しようとは思わなかったらしい。笑みを絶やさずに続ける。
「ああ。そなたの発想力で、また新たなメニューを作ってくれ。妃もそれを喜ぶ」
「はい、ありがとうございます!」
今度はちゃんとお礼を言うことができた。
王宮の食料保管庫なら珍しいものがたくさんあるだろう。魔物由来の素材は辺境伯領の方が豊富だろうけれど、珍しい香辛料などを見つけることができるかもしれない。
「これで、おいしいものがいっぱい作れるね!」
食料保管庫への出入り札を手にして喜ぶエルの姿に他の人達も顔をほころばせる。こうして、王都最後の一日は、ハッピーエンドで締めくくられる。