辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~
エルにも仕事があるのが嬉しい。働かざる者食うべからず。どこで覚えたのか、そんな言葉が頭の中をぐるぐるするのだ。もしかしたら、前世で覚えた言葉なのかも。
辺境伯家に拾われてひと月。エルの生活はこんな風に大きく変わった。
「じゃあな!」
「行ってくるね!」
「はいっ! 行ってらっしゃい!」
ラースとハロンとは、厨房の入口で別れる。ここからがエルのお仕事時間だ。
「おはよーございます、ですっ!」
厨房の入口で元気に挨拶。厨房には、今日の調理係がもう待ち構えていた。
カストリージョ辺境騎士団の団員は百人を超えるのだ。エルひとりでは全員分の調理は到底無理。そんなわけで、調理当番もあいかわらず順番だ。
「おう、今日も元気だな!」
「ロドリゴ様っ!」
辺境伯家に拾われてひと月。エルの生活はこんな風に大きく変わった。
「じゃあな!」
「行ってくるね!」
「はいっ! 行ってらっしゃい!」
ラースとハロンとは、厨房の入口で別れる。ここからがエルのお仕事時間だ。
「おはよーございます、ですっ!」
厨房の入口で元気に挨拶。厨房には、今日の調理係がもう待ち構えていた。
カストリージョ辺境騎士団の団員は百人を超えるのだ。エルひとりでは全員分の調理は到底無理。そんなわけで、調理当番もあいかわらず順番だ。
「おう、今日も元気だな!」
「ロドリゴ様っ!」