辺境騎士団のお料理係!~捨てられ幼女ですが、過保護な家族に拾われて美味しいごはんを作ります~
今日はと言いつつ、辺境伯家の朝食は、毎朝スープである。その日によって、牛乳を入れたり、香辛料を効かせたりするが、スープにどっさり野菜を入れるのが騎士団流。サラダにすると食べない人が多いらしい。
「皮は剥いておいたぞ」
と言うロドリゴはいい笑顔。
「ありがと、ございます」
この家に引き取られた当初と比べたらだいぶましになったけれど、まだまだ舌が回らない。少し長い言葉は、途中で切らないと噛んでしまう。
今日は、香辛料を効かせたカレーっぽい風味のスープにする。
野菜を刻み、炒め、そこに昨日使わなかった肉の切れ端を投入。
軽く火を通したら、昨日の夜のうちに用意しておいた魔物の骨とクズ野菜でとった出汁――昨日は巨大な肉をオーブンで焼いたものが夕食だったのだ――の入っている鍋に移す。
ことこと煮込んで、あくを取るのはエルがやらせてもらう。
「皮は剥いておいたぞ」
と言うロドリゴはいい笑顔。
「ありがと、ございます」
この家に引き取られた当初と比べたらだいぶましになったけれど、まだまだ舌が回らない。少し長い言葉は、途中で切らないと噛んでしまう。
今日は、香辛料を効かせたカレーっぽい風味のスープにする。
野菜を刻み、炒め、そこに昨日使わなかった肉の切れ端を投入。
軽く火を通したら、昨日の夜のうちに用意しておいた魔物の骨とクズ野菜でとった出汁――昨日は巨大な肉をオーブンで焼いたものが夕食だったのだ――の入っている鍋に移す。
ことこと煮込んで、あくを取るのはエルがやらせてもらう。