love or die~死亡フラグ回避は恋愛ありえない幼なじみと×××せよ!~
 甲斐はシャツを脱いで、私の腿の間に身体を沈めてこようとする。
 ダメだって、ちゃんとつけてよ、と私は言う。

 大人なんだから、タイミングちゃんとしようよ、と言うけれど、
「ちゃんと責任とるし。必要なら美玖の会社にお願いしに行く」
 と聞く耳をもたない。

「やめてよ、恥ずかしい」

「オレはさ、美玖に飼い殺しにして欲しいわけ。半永久的に責任とれって、迫られたいんだよ」
 そう言って、甲斐がキスをしてくると、もうダメだ。
 何度もキスを繰りかえしているうちに、身体がとろけていくのを感じる。

 手、外して、と私が言えば、甲斐はネクタイを外してくれた。そのまま甲斐の手を取って、交代して?と私は言う。

 繋がったまま、上下交代したところで、今度は私が甲斐の手を縛っていく。

 え、と甲斐が小さく声を漏らした。上下へ腰を動かしてみたら、甲斐が小さく呻く。

「飼い殺しってこういうこと?」
 と少し悪戯を意識して言ってみると、甲斐が恥ずかしそうに唇を噛んだ。

「そのスイッチ、どこで入ったよ」

「好きでしょ?こういうの」
 と私が言うと、降臨したよ、女王様、と甲斐は言う。
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