愛する人と暮らす初めての日
俺の上司
俺の職場である衛兵所に着き、昨日指示された通りに上官の部屋に向かう。
ノックをし中に入ると、厳しげな顔つきの三十代の男がいる。
この人が俺の上官のノアム・ランベール少尉だ。
リーベはそんな少尉のことが怖かったのか、俺の後ろに隠れ、ぎゅっと服を掴んでくる。
俺は見慣れたし、話したら案外優しくて話しやすいことも知ってるのでなんとも思わない。
だが彼女はそんなこと知るはずもないので怖いに決まってるかと納得する。
笑顔で話しかけてきた俺の知り合いのことも最初は警戒していたし、少し怖がっていたのだから。
少尉はそんなリーベを見て困ったように笑う。
「怖がらせてしまったか」
「リーベ大丈夫だよ。この人はノアム・ランベール。俺の上司で、顔は少し怖いかもしれないけどいい人だから」
彼女にそう伝えると、俺の後ろから少し顔を出す。
その様子が小さな子どものようで可愛い。
「顔が怖いって失礼だな」
「あ、すみません。リーベが怖がってたのでつい」
大した気にした様子ではないが少尉が言ってきたので一応謝る。
少尉は命を大切にしないか、仕事で相当なミスをするか以外はそうそう怒ることもない。
なので彼女にもこの人は怖くないと伝えたいのだが、どう伝えればいいのだろうか。
ノックをし中に入ると、厳しげな顔つきの三十代の男がいる。
この人が俺の上官のノアム・ランベール少尉だ。
リーベはそんな少尉のことが怖かったのか、俺の後ろに隠れ、ぎゅっと服を掴んでくる。
俺は見慣れたし、話したら案外優しくて話しやすいことも知ってるのでなんとも思わない。
だが彼女はそんなこと知るはずもないので怖いに決まってるかと納得する。
笑顔で話しかけてきた俺の知り合いのことも最初は警戒していたし、少し怖がっていたのだから。
少尉はそんなリーベを見て困ったように笑う。
「怖がらせてしまったか」
「リーベ大丈夫だよ。この人はノアム・ランベール。俺の上司で、顔は少し怖いかもしれないけどいい人だから」
彼女にそう伝えると、俺の後ろから少し顔を出す。
その様子が小さな子どものようで可愛い。
「顔が怖いって失礼だな」
「あ、すみません。リーベが怖がってたのでつい」
大した気にした様子ではないが少尉が言ってきたので一応謝る。
少尉は命を大切にしないか、仕事で相当なミスをするか以外はそうそう怒ることもない。
なので彼女にもこの人は怖くないと伝えたいのだが、どう伝えればいいのだろうか。