愛する人と暮らす初めての日
約束の映像
少尉の部屋を出て彼女と帰路につこうとした時、昨日同期のイアンとした会話を思い出す。
「俺イアンに掃除当番代わるって言ってたんだった。……そういや、あいつからまだ映像貰ってないな。ごめん、リーベすぐ終わらせてくるから」
イアンと掃除当番を代わるかわりに、彼女が写っている映像を譲るという約束をしていた。
掃除は面倒だが、リーベの可愛らしい映像が見れると思えば頑張れる。
早く終わらせるぞと意気込む。
掃除場所である食堂に向かおうとしたところで、俺が掃除をしている間彼女にどこで待っていてもらおうかという考えが頭をよぎる。
一人で外にいるのは不安かもしれないから、キャロルに彼女の話し相手になってもらおうか。
そんなことを考えていると、リーベが俺の顔を覗き込んでくる。
いきなり可愛い顔が視界に入り込んできて少し驚く。
「どうしたの?」
「リーベを置いていくわけにはいかないと思って」
「なら、私もリュカのお手伝いする」
「いや、いいよ。……やっぱりお願いしようかな」
俺が彼女の映像を見たいがために引き受けたものだ。
なので、付き合ってもらうのは悪いと断ろうとしたが、朝のやり取りを思い出し、やはり頼むことにする。
リーベが嬉しそうに笑う。
「俺イアンに掃除当番代わるって言ってたんだった。……そういや、あいつからまだ映像貰ってないな。ごめん、リーベすぐ終わらせてくるから」
イアンと掃除当番を代わるかわりに、彼女が写っている映像を譲るという約束をしていた。
掃除は面倒だが、リーベの可愛らしい映像が見れると思えば頑張れる。
早く終わらせるぞと意気込む。
掃除場所である食堂に向かおうとしたところで、俺が掃除をしている間彼女にどこで待っていてもらおうかという考えが頭をよぎる。
一人で外にいるのは不安かもしれないから、キャロルに彼女の話し相手になってもらおうか。
そんなことを考えていると、リーベが俺の顔を覗き込んでくる。
いきなり可愛い顔が視界に入り込んできて少し驚く。
「どうしたの?」
「リーベを置いていくわけにはいかないと思って」
「なら、私もリュカのお手伝いする」
「いや、いいよ。……やっぱりお願いしようかな」
俺が彼女の映像を見たいがために引き受けたものだ。
なので、付き合ってもらうのは悪いと断ろうとしたが、朝のやり取りを思い出し、やはり頼むことにする。
リーベが嬉しそうに笑う。