愛する人と暮らす初めての日
「終わったよ」
「ありがとう」
終わったので声をかけると、彼女は眠気眼で俺を見る。
そんな彼女も可愛い。
「どういたしまして。眠くなっちゃった?」
「うん、リュカの手が気持ちよくて」
「そっか、可愛い」
言葉にしてくれると嬉しい。
朝からこんなに可愛い彼女を見られるなんて幸せだ。
タオルと彼女が風呂に入る前に着ていた服を洗面所まで持っていく。
彼女は俺に可愛いと言われたり、抱きしめられたりすると嬉しそうにしてくれる。
そんなリーベに愛しさが募る。
そう思いながらタオルをハンガーに干し、服をカゴの中に入れてから、リビングに戻る。
「リュカと同じ匂いがする」
彼女がそう呟きながら髪の匂いを嗅いでいた。
そんな彼女が可愛すぎて、思わず後ろから抱きしめる。