俺様同期の溺愛が誰にも止められない
「お疲れ様です、循環器です」
数分後、私と高杉先生は救急外来にいた。
「あれ、水野先生も一緒ですか?」
おそらく高杉先生が一人で来ると思っていた救急のスタッフは、意外そうに私を見ている。
「私が外来で診ている患者さんでしたので同行しました」
「そうでしたか、よろしくお願いします」
患者は30歳の女性。
元々心臓病の既往があり私が外来で診察していたが、今日は出先で急な発作を起こし救急搬送された。
「朝から胸の痛みがあったんですね?」
「はい」
「薬は飲めていますか?食事や睡眠は?」
「えっと・・・」
カルテを見ながら問診する高杉先生に苦しそうな表情の患者。
顔色も良くないし、病状はいいとは言えないように見える。
とりあえず検査をして状態を把握するのが優先だろう。
そう思ってカルテを入力しようとした時、ベットサイドに座る男性の姿が目に入った。
「あなたは?」
「友人です」
きっと恋人ってことだろうと勝手に理解したのだけれど、なぜか男性から視線を逸らす患者の態度が気にかかった。
数分後、私と高杉先生は救急外来にいた。
「あれ、水野先生も一緒ですか?」
おそらく高杉先生が一人で来ると思っていた救急のスタッフは、意外そうに私を見ている。
「私が外来で診ている患者さんでしたので同行しました」
「そうでしたか、よろしくお願いします」
患者は30歳の女性。
元々心臓病の既往があり私が外来で診察していたが、今日は出先で急な発作を起こし救急搬送された。
「朝から胸の痛みがあったんですね?」
「はい」
「薬は飲めていますか?食事や睡眠は?」
「えっと・・・」
カルテを見ながら問診する高杉先生に苦しそうな表情の患者。
顔色も良くないし、病状はいいとは言えないように見える。
とりあえず検査をして状態を把握するのが優先だろう。
そう思ってカルテを入力しようとした時、ベットサイドに座る男性の姿が目に入った。
「あなたは?」
「友人です」
きっと恋人ってことだろうと勝手に理解したのだけれど、なぜか男性から視線を逸らす患者の態度が気にかかった。