俺様同期の溺愛が誰にも止められない
「碧が来たら連絡させてくれってメールが、私の所に来ているわよ」

ほらと、スマホの画面を見せられ私はうなだれてしまった。

「ごめん、もう少し時間が欲しい」

このままではいけないとわかっているけれど、どうしたらいいのかもわからない。
もちろん素晴のことは好きだけれど、なぜ素晴が私なんかを好きだと言ってくれるのかがわからない。
それに私たちの将来は・・・

「そう言えば、夏休みやめたんだって?」
「うん、これだけ休んだんだからもう十分」

これ以上みんなに迷惑はかけられないから、夏休みの休暇を今回の休みに当てた。
母さんに会えないのは寂しいけれど、仕方がないと諦めている。

「気にせずに休めばいいのに」
「そうはいかないよ」
ただでさえ人手が足りないのに。

「じゃあ、あと2日ここにいたらいいわ。その間に考えなさい」
「うん、ありがとう」
< 157 / 198 >

この作品をシェア

pagetop