俺様同期の溺愛が誰にも止められない
昨日なのか今日なのかはわからないけれど、私は当直明けに飯島先生の結婚式に参列し同期達にかなり飲まされてしまった。
自分でも限界とわかっていながらどうすることもできずにいたところを、影井にパーティー会場から連れ出された。
うん、そこまでの記憶ははっきりしている。
そして・・・

「人が親切で連れ出してやったのに、放っておいてくれなんて叫んで走り出すんだからな」
「あー、」
確かに、パーティー会場から連れ出された後自己嫌悪にどっぷりと浸った私は、影井の手を振り払って駆け出た。
しかし、当然のように数メール先で倒れて再び影井に助けられる結果となった。
そのまま影井に抱え上げられて廊下を進み、エレベーターに乗ってホテルを出たあたりで込み上げてくる吐き気に襲われた。
もちろん下ろしてほしいと何度も訴えたけれどうまく伝わらず、気が付いたら影井のスーツを汚していた
酩酊状態の私はすぐに意識を手放したけれど、きっと影井のスーツは大変なことになったはず。
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