俺様同期の溺愛が誰にも止められない
衝撃の告白
同期会の会場から連れ出され、私は影井と店の外へ向かった。
ギュッと右手首を握られたまま引っ張られたんでは足を止めることも出来なくて、何か言いたそうな優紀に目配せするのがやっと。
気が付けば大通りまでやってきた。
「ねえ影井、本当にどうしたの?」
たまたま停まっていたタクシーに乗り込んだところでやっと声をかけることができたが、影井は返事どころか振り返ってもくれない。
ただ行き先は自宅マンションのようだから、帰ってから話すつもりなのだろうと私も黙って車窓に目をやった。
ギュッと右手首を握られたまま引っ張られたんでは足を止めることも出来なくて、何か言いたそうな優紀に目配せするのがやっと。
気が付けば大通りまでやってきた。
「ねえ影井、本当にどうしたの?」
たまたま停まっていたタクシーに乗り込んだところでやっと声をかけることができたが、影井は返事どころか振り返ってもくれない。
ただ行き先は自宅マンションのようだから、帰ってから話すつもりなのだろうと私も黙って車窓に目をやった。