犬猿の仲の彼の専属メイドになりました。
それが災いして中学生の時に便利屋扱いをされたこともある。まぁそんな人とはすぐに縁を切ったけれど。


(今回悪いのは私だけど、なんで生き方について言及されないといけないのよ・・・)


「まぁそういうところも好きなんだろうな」
「────え」


聞き間違えかと思った。


「ん?なんだ、聞こえなかったのか?」
「遥くんが、私を・・・?え・・・・・・は??いつ、から?」


不意打ちにやられて顔に熱が灯った。

逃げようにも肩を掴まれていて身動きが取れない。

私が離れたがっていることに気づいているくせに、遥くんはわざと顔を近づけた。


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