双子アイドルは俺様暴走族!
警告‐カヤside‐
なんとか1時限目の授業を終えたあたしは、椅子に座ったまま大きく伸びをした。
「ったく、なんであたしだけ怒られるのかなぁ」

結局3人分の宿題を忘れて来てあたしだったけれど、怒られたのはあたし1人。
【ツインズ】の2人は芸能人さまさまだとかなんだとかで、先生は目をつむっていた。

芸能人になったら宿題しなくていいのか?
だったらあたしもなるし、芸能人。
業界には全く興味がないくせに、そんな事をブツブツと呟く。

貴重な15分休憩をグチのはきだめ場として利用していると、とても美しいクラスメイトたちが3人あたしの机の周りを取り囲んだ。
あたしはその女子生徒たちのスタイルの良さに目がチカチカする。

短く切ったスカートからはスラリと延びる長い脚。
細身なのに胸だけは豊満で、それが当然のように立ちふるまっている。
うぅ……。
やっぱり同じ人類とは思えないわ。
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