双子アイドルは俺様暴走族！

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車は見慣れた道を通り過ぎ、高速道路に乗っていた。
「そういえば、【ツインズ】の２人は別移動何ですか？」

ふとそう思い、あたしは丸本ジィジに尋ねた。
「もちろんです。坊ちゃまたちは昨日から会場近くのホテルに宿泊されております」
「あぁ～、そうなんだ。っていうかさ丸本ジィジは付き人の仕事ってどんな仕事か知ってる？」
「付き人の仕事ですか……」
そう呟き、少し考えている様子の丸本ジィジは思いついたように口を開いた。

「そうですねぇ。会場までの送迎やスケジュールの確認などではないでしょうか？」
「はぁ？　何を言っているの丸本ジィジ。あたしがそんなことできるワケないでしょ？」
まだ免許は取れない年齢だし、２人のスケジュールなんて興味を持った事もない。
「それは自信満々に言う事ではございませんよ、カヤ様」