双子アイドルは俺様暴走族!
次いで左隣の緑頭の男が
「俺たちと映画でも見に行く?」
と、聞いて来た。
いや、映画って今見てきたところなんですけどね。
この人たち、あたしがパンフレットを持っていることに気がつかないのかしら?
そう思い、あたしはわざとパンフレットをウチワ代わりにして自分を仰いだ。
「ねぇねぇ、今長怖いホラーやってるんだって、一緒に行こうぜ?」
「怖かったら俺たちに抱きついていいからさぁ」
って。
そのホラーを今見てきたんだってば。
しかも全然怖くないし、大爆笑だし。
「今見てきたので……」
「えぇ~? じゃぁもう1回見ない?」
「それか、君の好きな映画を選んでもいいよぉ?」
ネットリと絡みつくような猫なで声。
この人たち、他に友達がいないのかな?
だからあたしに声かけて来ているのかな?
「だったらあたし、【スプラッターゾーン】がいいです」
今一番怖いという噂のグロテスクホラーだ。
さっき見たゾンビ映画は思ったよりも怖くなかったから、今度はこっちを見てみたと思っていた所だった。
「俺たちと映画でも見に行く?」
と、聞いて来た。
いや、映画って今見てきたところなんですけどね。
この人たち、あたしがパンフレットを持っていることに気がつかないのかしら?
そう思い、あたしはわざとパンフレットをウチワ代わりにして自分を仰いだ。
「ねぇねぇ、今長怖いホラーやってるんだって、一緒に行こうぜ?」
「怖かったら俺たちに抱きついていいからさぁ」
って。
そのホラーを今見てきたんだってば。
しかも全然怖くないし、大爆笑だし。
「今見てきたので……」
「えぇ~? じゃぁもう1回見ない?」
「それか、君の好きな映画を選んでもいいよぉ?」
ネットリと絡みつくような猫なで声。
この人たち、他に友達がいないのかな?
だからあたしに声かけて来ているのかな?
「だったらあたし、【スプラッターゾーン】がいいです」
今一番怖いという噂のグロテスクホラーだ。
さっき見たゾンビ映画は思ったよりも怖くなかったから、今度はこっちを見てみたと思っていた所だった。