双子アイドルは俺様暴走族!
‐カヤside‐
【ツインズ】の楽屋を自力で見つけ出したあたしはホッとして、椅子に座るとそのまま眠り込んでしまった。
疲れや貧血が一気に押し寄せて、物音がきこえるのになかなか起きられない状態の中、背中に暖かな感覚があった。
あ、誰かがあたしに毛布をかけてくれてる。
心配してくれる人、ハジメ以外にもちゃんといたんだ……。
眠っている頭の中でそんな事を考えて、やけに幸せな気分に満ちていた……。
☆☆☆
ふと目が覚めた時、あたしの目の前に大きな背中が見えた。
寝ぼけているあたしはそれがハジメだとどうしてだか思いこんでしまい、手を伸ばしていた。
「ハジメ、毛布ありがとう~」
その背中の拭くをキュッと掴んでそう言う。
すると相手は驚いたように勢いよく振り向いた。
「あれ? 圭……?」
そこに座っていたのはハジメではなく圭で、あたしは何度も瞬きを繰り返す。
「おはようカヤちゃん。よく眠れた?」
【ツインズ】の楽屋を自力で見つけ出したあたしはホッとして、椅子に座るとそのまま眠り込んでしまった。
疲れや貧血が一気に押し寄せて、物音がきこえるのになかなか起きられない状態の中、背中に暖かな感覚があった。
あ、誰かがあたしに毛布をかけてくれてる。
心配してくれる人、ハジメ以外にもちゃんといたんだ……。
眠っている頭の中でそんな事を考えて、やけに幸せな気分に満ちていた……。
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ふと目が覚めた時、あたしの目の前に大きな背中が見えた。
寝ぼけているあたしはそれがハジメだとどうしてだか思いこんでしまい、手を伸ばしていた。
「ハジメ、毛布ありがとう~」
その背中の拭くをキュッと掴んでそう言う。
すると相手は驚いたように勢いよく振り向いた。
「あれ? 圭……?」
そこに座っていたのはハジメではなく圭で、あたしは何度も瞬きを繰り返す。
「おはようカヤちゃん。よく眠れた?」