双子アイドルは俺様暴走族!
黒猫
コンサート会場での出来事をハジメに沢山聞いてもらっていると、あっという間に時間は過ぎて行く。
注文したコーヒーは飲みほしてしまい日は沈んで行く。
「あぁ……もうこんな時間かぁ……」
あたしは時計を確認してそう呟く。
もっと長く一緒にいられたらいいのに……。
なんて、久しぶりに乙女モードだ。
「明日だって会おうと思えば会えるだろ?」
ハジメがそう言い、あたしの頭をポンポンとなでる。
「それはそうだけど……」
あたしには夏休みの課題という重たい荷物が残っている。
なにがなんでもそれを完成させないと、あたしの夏は終われないのだ。
いっそのこと芸能事務所に入って課題という名前の物を放置してしまいたい、
なんて、無駄なこと考えてみたりする。
「ところでカヤ」
「なに?」
「【ツインズ】の弱みは握れたの?」
ハジメの言葉にあたしは眉間にシワを寄せて空を仰いだ。
そっちの課題もまだまだだった。
「芸能人には裏の顔があるとかいうけれど、見つけられなかった?」
注文したコーヒーは飲みほしてしまい日は沈んで行く。
「あぁ……もうこんな時間かぁ……」
あたしは時計を確認してそう呟く。
もっと長く一緒にいられたらいいのに……。
なんて、久しぶりに乙女モードだ。
「明日だって会おうと思えば会えるだろ?」
ハジメがそう言い、あたしの頭をポンポンとなでる。
「それはそうだけど……」
あたしには夏休みの課題という重たい荷物が残っている。
なにがなんでもそれを完成させないと、あたしの夏は終われないのだ。
いっそのこと芸能事務所に入って課題という名前の物を放置してしまいたい、
なんて、無駄なこと考えてみたりする。
「ところでカヤ」
「なに?」
「【ツインズ】の弱みは握れたの?」
ハジメの言葉にあたしは眉間にシワを寄せて空を仰いだ。
そっちの課題もまだまだだった。
「芸能人には裏の顔があるとかいうけれど、見つけられなかった?」